ウォークインクローゼットは必要?代わりに小さい納戸を作って成功した実例
こんにちは、ぽんすけです。
今日は、家の間取りを考えたときウォークインクローゼットをどうするかについて、我が家の家づくりの経験をもとに考えてみたいと思います。
私たち夫婦は家づくり当初
「ウォークインクローゼットは絶対必要でしょ!」
という意見で一致していました。
今まで住んできた家(実家~数々の賃貸物件)には無かったし、最近の家にはほぼついてるということで、ある種の憧れ的なものを抱いていたのです。
「とうとうウォークインクローゼットのあるイマドキの家に住めるのだな」
「芸能人みたく広いウォークインクローゼット作ってドヤりたいぜぇー」
なんて浮かれておりました。
しかし・・・
いざ家の間取りを考えはじめると
「全っ然スペースないやん!」
「この狭い家にどうやって場所確保すんだ!?」
現実問題、建坪16程度の我が家には、ドヤれるほどのスペースはおろか、2帖ほどしか確保できないという悲しい事実にたどりついたのです。
注文住宅だからっていろいろと浮かれて妄想だけが先走るという典型例ですね、ハイ。
ここでやっと私たち夫婦は冷静に考えるようになったのです。
そもそもウォークインクローゼットは本当に必要なのか
私たちがウォークインクローゼットをつけたい理由は何なのかまず考えてみました。
① 服が収納&整理しやすそう
② 壁面収納よりも部屋がスッキリしてみえる
③ たくさん収納できそう
④ 最近の家はだいたいついてるから
⑤ 注文住宅なのにつけなかったの?ケチったの?と聞かれそう
理由はだいたいこんなもんでした。
①に関しては確かにそうかもしれません。
しかし、2帖程度のスペースでは逆に物があふれかえり、通り道の確保が難しくなって最終的にはカオス状態になるというおぞましい未来が見えました。
これでは必ずしも収納&整理しやすいということにはならない気がしますよね。
②に関しても確かにそうなのですが、部屋がすっきりしてみえるかどうかは結局のところ、部屋自体に物があふれていないかどうかの方が重要なのでは?と思えてきました。
③に関してはどうでしょうか。
まずウォークインクローゼットの場合だと中に人の通り道を作る必要があります。つまりスペースの割に収納面積が小さくなるということです。
一方壁面収納では確保したスペース自体がそのまま収納面積となります。
狭い家になるべく収納面積を確保する場合、壁面収納の方がむしろ優れている気がしてきました。
④⑤は完全に見栄の問題ですね。
見栄よりも利便性優先で考えた方が間違いなく後悔しません。
それにウォークインクローゼットや寝室自体、普通お客さんに見せないところだし、ドヤれるドヤれないとかで考えるのも違う気がしてきました。
①~⑤を冷静に考えた結果、我が家には必ずしもウォークインクローゼットは必要ではなく、壁面収納の方が適しているという結論に達したのです。
馬鹿にできない壁面収納の収納力
まずは壁面収納でどれだけ物が入るのか考えました。
壁面収納の奥行きは一般的な押入れと同様の75cmとし、布団も入れることができるように造作の棚を設置しました。
結論からいうと、これだけで衣類~布団まで全て収納することができました。
しかし、これではその他の大きな荷物はどこに置くのか、という問題が解決できません。
子供が小さいうちは、空いた部屋に置いておいてもいいでしょう。
しかしそのうち子供が大きくなれば、子供部屋として開放する日がやってきます。
ゴルフバック、扇風機、ガスファンヒータ、ひな人形、五月人形 etc. はどこにしまうよ!?
大きいものは家のどこに収納するのかという問題
そう、次にこの問題がやってきました。
布団、ゴルフバック、扇風機、ガスファンヒータ、ひな人形、五月人形 etc.
当初広いウォークインクローゼットがあればこれらも置けるのではと考えていました。
ですがそもそも「クローゼット」ですからね、衣類以外にそんないろいろ物を置いたらカオス状態になります。
ということで我が家は、2階のまどりに将来子供部屋になる予定の2部屋を少し狭めの5帖と5.5帖にして、さらにウォークインクローゼットをあきらめて浮いたスペースを活用し、3帖弱の納戸をつけることにしました。
この3帖弱の狭い納戸が大活躍!
ウォークインクローゼットのようにつかえる何でも置ける独立した部屋みたいなものです。
クローゼットと役割を分けることで各段に使い勝手のよいスペースになったのです。
実際に我が家ではゴルフバック、クリスマスツリー、ひな人形、五月人形、扇風機、ガスファンヒーター、ホットプレート、キャニスタータイプの掃除機、かばん等を置いています。
3帖に満たない部屋でもこれらを十分収納できています。
まとめ
・ウォークインクローゼットをつけるのが当たり前と思って思考停止してはダメ。
・狭い家の場合、収納に使えるスペースも限られるため、壁面収納の活用がおすすめ。
・衣類や寝具に限らず、あらゆる荷物の置き場を総合的に考えて収納スペースを配置する。
この記事があなたの家づくりの役に立てば幸いです。