auから楽天モバイルへ乗り換え☆移行にかかる費用や手続き・注意点・使用感想まとめ
先日、携帯電話のキャリアをauから楽天モバイルに乗り換えて、
そのタイミングで機種もiPhone7からiPhone12miniに変えたんですが、
乗り換えの前後にいろんな疑問や調べたことがたくさんありまして。
今回は乗り換えを検討中の方で、迷っている方にとって参考となるよう、私の経験をそのまま記事にまとめたいと思います。
以下は、2021.8.29における、私のauから楽天モバイルへの乗り換えの実際の流れに沿った経験をもとにしています。
乗り換えの時期や変更機種、契約店舗の違いによっては、以下とは異なる部分がでてくる可能性がありますので、あくまで参考程度にお考えください。
Contents
キャリア乗り換え前にやること
まずは携帯電話のキャリア乗り換え前にやるべきことについて、全般的な内容をまとめます。
キャリアメール使用中のサービス等のアドレス変更
大手3キャリア以外ではキャリアメールが無いことがほとんどです。
また、大手→大手への乗り換えでも、当然これまでのキャリアメールは使えなくなります。
もし、主要なサービス・アプリ・金融機関などの登録アドレスがキャリアメールの場合、使えなくなる前に変更しておくと、後々ややこしくなりません。
フリーメールとして有名なGmailや、icloudメールが不変的に使えておすすめです。
データのバックアップ
機種変更後、古い方の機種を下取りに出す場合はもちろんのこと、手元に残す場合でも、念のためバックアップを取っておくのが安心です。
現在使用している機種のシムロック解除
意外と忘れがちなのが、古い方の機種のシムロック解除です。
通常キャリアから購入した携帯電話は、そのキャリアでしか使えないようにシムロックがかかっています。
このシムロックを解除をしておかないと別のキャリアのシムが使えないので、解約後にも使いたい場合少し面倒なことになります。
解約前であれば、各キャリアのweb上のサポートから簡単にシムロック解除の手続きが無料でできるのですが、
解約後にシムロック解除するとなると、もうwebサービスが使えない状態ですから、店舗に行って直接お願いするしかありません。
これには通常3000円程手数料がかかるそうなので、手間もお金ももったいないです。
というわけで、キャリア乗り換えと同時に機種変更もおこなう場合、必ず古い方の機種を乗り換え前にシムロック解除しましょう。
MNP予約番号の取得
現在使用している携帯番号をそのままで、キャリア移行する場合は必ずMNP予約番号を取得する必要があります。
まずは現在契約中のキャリアへ依頼します。方法としては、電話かwebでの申し込みが一般的です。
解約手数料の確認など、解約にあたって他に聞きたいことがある場合は電話が手っ取り早いです。
私もMNPの予約申し込みを電話でおこないましたが、ついでに解約手数料のことや、残された家族の家族割に関することなどを質問できて良かったと思います。
ただ、電話は時間帯によっては繋がるまで待たされる場合もあるので、webからの操作に慣れている人はそちらの方が早いです。
ちなみにMNP予約番号には期限があり、発行日を含む15日までとなっています。
その期限内に他キャリアで契約を終わらせる必要があります。
ここで注意したいのは、移行先のキャリアで新機種の購入を考えている場合、在庫があるかどうかです。
在庫取り寄せの場合、在庫が手元に届いて使えるようになる日が契約開始日となるので、その日までMNP予約番号が有効期限内でないといけません。
私が契約しに行った楽天モバイルの店舗では、取り扱い機種の在庫(カラー・容量など)が全て揃っているわけではなかったので少し焦りました。
結局在庫の中から選んだので大丈夫でしたが・・・。
また、有効期限を過ぎても他のキャリアへ移っていない場合は、予約番号は失効となり、改めて予約番号を取得し直さなければなりません。
よって、気が変わって移るのをやめた場合はそのまま放置でも問題ありません。
移行先のキャリアでの契約時にはこのMNP予約番号を必ず聞かれるので、忘れずに控えていきましょう。
楽天モバイルではこの予約番号以外のほか、予約番号の有効期限まで聞かれました。
私はたまたま控えて行ったので良かったですが、これからキャリア移行をされる方は、念のため期限も控えて行った方がいいかもしれません。
キャリア移行に関わる費用は?(途中解約・・MNP事務手数料)
キャリア移行にともない、必要となる手数料として、以下の3つを心配される方が多いと思います。
順番に見ていきましょう。
① 現在のキャリアの契約解除に関わる手数料
以前は、解約に9500円という大金がかかる「2年縛り」とも言われた2年契約ですが、現在はだいぶ様変わりしています。
大手3キャリアの現行の契約プランでは、満了月付近ではない月の解約手数料は1100円(税込み)としています。
一部の古いプランや契約内容のままだと、従来通り解約に9500円かかるケースもあるので、よくわからない場合は現在のキャリアへ問い合わせてみましょう。
私はauのピタッとプランで2年契約をしていましたが、途中解約による違約金は1100円でした。
身構えていただけに、ちょっと肩透かしをくらいましたね。
② MNPによる移行の手数料
MNPによるキャリア移行は無料でおこなうようにという総務省からの指針により、2021年4月から、MNP転出手数料は各社基本的に無料となっています。
ただし、対面などの一部の手続きは、1000円以下の手数料がかかる場合があります。
電話やwebでの申し込みは通常無料ですので、このどちらかの方法がおすすめです。
③ 移転先のキャリアでの契約事務手数料
移転先のキャリアでも契約事務手数料というものが発生します。
これは各社3300円(税込み)かかるのが一般的のようですが、楽天モバイルの場合はこの契約事務手数料が無料となっています。
この契約事務手数料は、webでの契約手続きの場合は無料としている会社がほとんどですが、契約をwebで済ますこと自体敷居が高く感じる人も多いでしょう。
また、大手3キャリアそれぞれの傘下のMVNO(auならUQモバイル)への移行は、契約事務手数料を無料としていることが多いです。
私がauから楽天モバイルへ移行する旨をauカスタマーサポートで話した時も、UQへの乗り換えは無料ですよと軽くアピールされました。
まあ、楽天モバイルへの移行もどこのキャリアからでも無料なんで、どんなケースでも一番お得なんですが・・・。
楽天モバイル実店舗での契約
来店前の注意点
いざ契約に行かん!と意気込む前に以下だけチェックしといてください。
① 来店予約がベター
楽天モバイルの店舗は直営店でも狭い店舗が多く、込み合っていると待ち時間が大変なことになります。
来店予約がweb上でできるので、確実にしていくことをおすすめします。
② 在庫は意外と少ない
キャリア移行後に新機種を購入予定の場合、その在庫があるかどうかも問題です。
容量やカラーまで細かく希望がある場合、在庫があるかは完全に運です。
心配なら事前に店舗に確認するか、iPhone購入の場合なら来店予約時に希望の機種を入力して予約できます。
まあ、携帯のカラーに関しては、スマホケースを装着してしまえば、あまり関係ないともいえますし、在庫の中から選ぶというのも手かもしれませんが。
こだわる人は注意です。
③ 直営店とそれ以外(家電屋の中の店舗など)の違い
楽天モバイルの店舗には、そこそこちゃんとしたスペースを持った直営店と、家電量販店などの中にある、ちょっとした窓口のような店舗の2種類あります。
家電量販店などの中の店舗の場合、店員が1人とか少人数だったりするので、来店予約の枠も少ないです。
その他に注意したいのは、後者の直営店ではない店舗での契約の場合、購入機種の48回払いが設定できないということです。
つまり、48回払いによるアップグレードプログラムの利用を考えている場合、契約は直営店に行かないといけません。
私は最初、何も知らずに家電量販店内の店舗に行って契約を進めていたら、途中でこのことを伝えられ・・・直営店へ急旋回しました(最初にそれを言わんかい・・!)
まぁ私はその後直営店で契約したとき、結局48回払いではなく24回払いを選んだんですけどね。
理由は下のアップグレードプログラムについての項目に記載しています。
④ 手続きにかかる時間
目安程度に考えていただきたいですが、楽天モバイル直営店にて、私と妻の夫婦2人での契約が完了するまでにかかった時間が約3時間くらいでした。
席に案内されるまでの待ち時間は入っていません。
契約のついでに新しいスマホのガラスコーティングをお願いしたので、これに10分くらいかかっていますが、それを差し引いても結構な時間がかかりました。
1人での契約、購入機種が決まっていて在庫もあるなど、その場で迷う場面や相談事が少なければもっと短くなるとは思いますが、時間に余裕を持って予定を立てた方が無難です。
契約後も新しい機種の設定や、前機種からのデータ移行など、時間を要することだらけですからねぇ・・・、ほんと1日仕事ですわ。
契約内容の注意点
① アップグレードプログラム(48回払い)はお得なのか
機種代金を48回払いに設定することでアップグレードプログラムを利用することができます。
このプログラムは、24回分(2年分)の支払い終了以降は、機種変更(古い機種は返却)した場合、その後の残債(残りの機種代金の支払い)が無くなるというものです。
これをうまく利用すれば、機種代金の総支払いが最大半額になるわけです。
また、48回分(総額)支払ってしまえば、その機種は普通に自分の物になります。
一見、月々の支払が安くなり、お得でリスクも無いように思えますが、安易に決めるのはいけません。
アップグレードプログラムの注意点として以下の点があげられます。
・残債が無くなると言っても、その場合は使用している機種は手放さないといけないし、新たな機種を購入(用意)しないといけない。
・機種の返却に3300円の手数料がかかる。
・返却する機種にキズなど不具合がある場合追加の故障費用がかかる。
・お得にアップグレードするため、2年ごとに機種変更をしなきゃいけないという意識がはたらき、結局機種にお金を使い続けるハメになる。
・他社から乗り換えでiPhone購入の場合、24回払いなら22000円の割引がある一方で、48回払いは20000円相当の楽天ポイントバック(しかも結構遅れて)という形となる。
私の場合、どうせ2年以上長く使って節約するだろうという見込みと、上に挙げた注意点から、機種代金の22000円現金割引きがある24回払いが、長い目でみたらお得と判断しました。
② 勧められる追加オプション
楽天モバイルは契約プランが1つしかなく大変わかりやすいです。
特に追加オプションなどの押し売りはありませんが、スマホをウィルスなどのリスクから守るセキュリティサービスである「ノートンモバイルセキュリティ」(月額220円)だけは半強制的に加入させられました。
もちろん、ただ節約したいがためにセキュリティソフトを切るというのはおススメしませんが、
私の場合、マカフィーリブセーフという端末台数無制限のセキュリティソフトをパソコンの方で契約しており、これがスマホでも使えるため、契約後、webでノートンを切りました。
my楽天モバイルというアプリから、いつでもこういった追加オプションを簡単に契約・解除できるので便利です。
③ 勧められる追加サービス
楽天モバイルの新規契約キャンペーンとして、楽天ポイント還元などを実施していますが、その一環として楽天マガジンとRakuten Musicの利用を半ば強制的に契約の流れに組み込まれていました。
後からキャンペーン概要を見ると、これをしないとポイントバックが受けられないというわけでもなさそうですが、あの流れを断ち切って断る勇気が私にはなかったです・・。
ただ、これら2つのサービスは楽天モバイル契約時の申し込みで90日間無料で使えるキャンペーンとなっている為、後からゆっくり解約しても、90日以内なら料金は発生しません。
のんびりし過ぎて解約し忘れに注意しないといけません。
契約後やること
楽天アプリインストール
まずは「Rakuten Link」と「my楽天モバイル」の2つのアプリをダウンロードしましょう。
Rakuten Linkアプリは無料通話をかけるためのアプリで、これを利用すれば、相手が他社ケータイ・家電話など、誰に電話しても無料となるので、基本的に電話はこれ一択です。
このアプリを利用したことによるデータ通信に関しては、使用データ量としてカウントされないので安心して使えます。
ただ、音声品質は少々難ありなのが残念です・・。
my楽天モバイルアプリは、契約状況の確認・変更をしたり、利用料金の確認などができるアプリです。
また、これまでのデータ通信量、現在使用している回線(楽天回線かパートナー回線か)の確認もできます。
これら2つのアプリについての説明が記載された冊子「START GUIDE」を契約時にもらっておくことをおススメします。
私の場合、そういう説明書みたいなのはないかと尋ねたら出してくれたので、黙っていたらもらえないかも。
オプションアプリのインストール
楽天モバイル契約の流れで、「ノートンモバイルセキュリティ」、「楽天マガジン」、「Rakuten Music」の3つのオプション・サービスを申し込むことになりました。
これらのサービスは申し込んだだけでは何も意味がなく、というかスマホに最初から入っているわけではないので、自分でそれぞれのアプリをインストールしないと機能しません。
これらをインストールして、実際に使ってみて、解約するかどうかはあらためて判断しましょう。
ポイントバックキャンペーンの条件を満たす
私が契約したときは、「新規契約後の翌月末までにRakuten Linkを利用して10秒以上の通話を1回おこなう」という条件を満たせば5000ポイント還元というキャンペーン中だったので、
契約後、家に帰って携帯の設定が終わったら、さっそく夫婦でお互いにRakuten Linkアプリで電話を掛け合いました。
ここでの注意点は、wi-fi接続時だと条件にカウントされない為、wi-fi接続を切った状態の楽天回線を使ってアプリを利用するという点です。
キャンペーンに関しては随時いろいろと変わっていくものと思われますので、キャンペーン詳細などの冊子に印などをつけて、条件を忘れずに満たすようにしましょう。
楽天モバイルを使ってみた感想
最後に、実際auから楽天モバイルに移った私自身の感想を述べたいと思います。
と言っても今記事にしてる時点では、まだ1週間くらいしか利用していませんので、今後感想が変われば追記したいと思います。
まず、私が住んでいる名古屋ではほとんど問題なく使えています。
通信速度が遅くて困る、ということも起きていません。
ただ、契約直後は何故かパートナー回線にしかつながらない状況であったため、スマホの電源を入れ直したら楽天回線に切り替わった、という事例がありました。
その後はずっと楽天回線の方につながっています。
先日とあるコンビニ(名古屋市内)に入ったら、なぜかその周囲だけ圏外になるという現象が起きました。
それによりスマホでの決済ができなかったので不便でした。
auのときはこんなことは起きなかったので、もしかすると、建物の中や、一部の場所ではこのように圏外になるエリアが出てくるかもしれません。
これは楽天モバイルの店舗スタッフさんも言っていました。
今後を考えると、それはちょっと不安ですね。
↓追記 2021.9.16
ショッピングモールなどの大きい建物では電波がかなり不安定になることが多いです。(楽天エリア内)
決算にスマホを用いるとき、結構ストレスになります。
また、誰かから電話がかかってきたら着信できるのかも不安になります。
Rakuten Linkアプリに関しては、音声の品質がやや悪いことと、スピーカー通話をしたときの音量が最大にしても小さく感じ、その点はややストレスに感じますが、誰にかけても無料というのはやはりありがたいです。
仕事関係などの大事な相手には普通に電話したほうがいいかな、と思います。
基本、家でも職場でもwi-fi環境下にある私は、そこまで端末の使用に関して不便は感じないので、料金のことを考えたら楽天モバイルに移って良かったとは思っています。
結局ありきたりな結論になりますが、高いサービス(実店舗でのアフターサービス・通信/通話の品質)を求める人には、少しストレスになる場合がありますので、
料金などを考慮して、総合的に判断されると良いかと思います。